平成21年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問11

【解説】

ア: 外部に公開していないサービスへのアクセス
正しい。パケットフィルタリング型ファイアウォールは、IPアドレスやポート番号に基づいて通信を許可または拒否するため、特定サービスへのアクセス制御に適しています。不要なサービスをブロックすることで、不要な攻撃を防止できます。

イ: サーバで動作するソフトウェアのセキュリティの脆（ぜい）弱性を突く攻撃
誤り。脆弱性を突く攻撃はファイアウォールだけでは防げず、ソフトウェア自体のアップデートや脆弱性管理が必要です。

ウ: 電子メールに添付されたファイルのマクロウイルスの侵入
誤り。パケットフィルタリング型ファイアウォールでは、メールの内容や添付ファイルの解析は行いません。ウイルス対策ソフトなどが必要です。

エ: 電子メール爆弾などのDoS攻撃
誤り。DoS攻撃のように大量のパケットを送信する攻撃に対しては、ファイアウォール単体では十分な対応ができず、他の専用の対策が必要です。