平成21年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問23

【解説】

ア: 学会で技術内容を発表した日から11か月目に出願した。
誤り。原則として発表から1年以内ならば特許取得は可能だが、発表内容や発表時の状況により新規性喪失となる可能性があるため、注意が必要。

イ: 顧客と守秘義務の確認を取った上で技術内容を説明した後、製品発表前に出願した。
正しい。守秘義務契約の下での情報開示は公然とはみなされず、新規性は保持されるため、特許取得が可能です。

ウ: 製品を使用した暗号の生成式を出願した。
正しい。暗号の生成式が技術的思想に基づいており、産業上の利用が可能であれば特許の対象となります。

エ: 製品を販売した後に出願した。
誤り。販売によって公然実施されたとみなされ、新規性が失われるため、特許の取得はできません。