平成21年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問3

【解説】

ア: クッキーを使ったシングルサインオンの場合，サーバごとの認証情報を含んだクッキーをクライアントで生成し，各サーバ上で保存，管理する。
誤り。シングルサインオンでは，クッキーは通常クライアント側に保存され，サーバごとに管理されることはありません。

イ: クッキーを使ったシングルサインオンの場合，認証対象の各サーバを異なるインターネットドメインに配置する必要がある。
誤り。シングルサインオンを実現する場合、通常は同一ドメインまたはドメイン間でクッキーを共有する仕組みが利用されます。

ウ: リバースプロキシを使ったシングルサインオンの場合，認証対象の各Webサーバをそれぞれ異なるインターネットドメインにする必要がある。
誤り。リバースプロキシを使用する場合、認証対象のWebサーバは同一ドメイン内であることが一般的です。

エ: リバースプロキシを使ったシングルサインオンの場合，利用者認証においてパスワードの代わりにデジタル証明書を用いることができる。
正しい。リバースプロキシを活用したシングルサインオンでは，パスワードの代替としてデジタル証明書を利用できる場合があります。