平成21年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問5

【解説】

ア: 受信者が署名鍵を使って暗号文を元の平文に戻すことができるようにする。
誤り。デジタル署名は暗号文の復号ではなく、データの改ざん検知や送信者確認が目的です。

イ: 送信者が固定文字列を付加した平文を署名鍵を使って暗号化し，受信者がメッセージの改ざん部位を特定できるようにする。
誤り。デジタル署名は改ざん検知を行いますが、具体的な改ざん箇所を特定するものではありません。

ウ: 送信者が署名鍵を使って署名を作成し，それを平文に付加することによって，受信者が送信者を確認できるようにする。
正しい。デジタル署名は送信者の本人性の確認とデータの改ざん検知を目的としています。

エ: 送信者が署名鍵を使って平文を暗号化し，平文の内容を関係者以外に分からないようにする。
誤り。これはデジタル署名ではなく、データ暗号化の目的に該当します。