平成22年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問6

【解説】

ア: DBサーバの受信ポート番号を固定し，WebサーバからDBサーバの受信ポート番号への通信だけをファイアウォールで通す。
正しい。最小限の通信経路を確保し、特定のポート番号のみを許可することで、セキュリティを高めます。この設定は一般的かつ有効な方法です。

イ: DMZからDBサーバへの通信だけをファイアウォールで通す。
誤り。通信元がDMZ全体となると、不必要な通信が許可される可能性があり、セキュリティリスクが高まります。

ウ: Webサーバの発信ポート番号は任意のポート番号を使用し，ファイアウォールでは，いったん終了した通信と同じ発信ポート番号を使った通信を拒否する。
誤り。任意のポート番号を許可する設定は制御が緩く、予期しない通信の発生によるリスクを伴います。

エ: Webサーバの発信ポート番号を固定し，その発信ポート番号からの通信だけをファイアウォールで通す。
誤り。発信ポートは通常ランダムであり、固定しても受信側（DBサーバ）の制御が不十分なため、不正アクセスを十分に防げません。