平成23年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問14
【問題14】
共通フレーム2007に従いシステム開発の要件定義の段階で実施することとして,適切なものはどれか。
システムに必要なセキュリティ機能及びその機能が対策として達成すべき内容を決定する。
システムに必要なセキュリティ機能に関連するチェックリストを用いてソースコードをレビューする。
組織に必要なセキュリティ機能を含むシステム化計画を立案する。
第三者によるシステムのセキュリティ監査を脆弱性評価ツールを用いて定期的に実施する。
【解説】
ア: システムに必要なセキュリティ機能及びその機能が対策として達成すべき内容を決定する。
正しい。要件定義の段階では、システムに必要なセキュリティ要件を明確にし、それに基づいて達成すべき内容を決定します。これは、システム開発プロセスにおける重要なステップです。
イ: システムに必要なセキュリティ機能に関連するチェックリストを用いてソースコードをレビューする。
誤り。ソースコードのレビューは設計や実装段階で行うものであり、要件定義の段階ではありません。
ウ: 組織に必要なセキュリティ機能を含むシステム化計画を立案する。
誤り。システム化計画の立案は、要件定義の前段階で行う活動であり、要件定義そのものには該当しません。
エ: 第三者によるシステムのセキュリティ監査を脆弱性評価ツールを用いて定期的に実施する。
誤り。セキュリティ監査は運用段階で行うものであり、要件定義段階ではありません。
【答え】
ア: システムに必要なセキュリティ機能及びその機能が対策として達成すべき内容を決定する。
出典:平成23年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問14