平成24年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問1

【解説】

ア: CRLには，失効された公開鍵証明書に対応する秘密鍵が登録される。
誤り。CRL（証明書失効リスト）は失効した公開鍵証明書のリストであり、秘密鍵に関する情報は登録されません。

イ: CRLには，有効期限内の公開鍵証明書のうち破棄されている公開鍵証明書と破棄された日時の対応が提示される。
正しい。CRLには、有効期限内であっても失効した公開鍵証明書の情報（証明書番号や失効日時など）が記載されます。

ウ: CRLは，鍵の漏えい，破棄申請の状況をリアルタイムに反映するプロトコルである。
誤り。CRLは定期的に更新されるリストであり、リアルタイムで反映されるわけではありません。OCSP（Online Certificate Status Protocol）はリアルタイムでの確認を行います。

エ: 有効期限切れで無効になった公開鍵証明書は，所有者が新たな公開鍵証明書を取得するまでの間，CRLに登録される。
誤り。証明書が期限切れになった場合、通常はCRLには登録されません。CRLには「失効した」証明書が登録されるもので、期限切れは失効とは異なります。