平成24年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問3
【問題3】
SEO(Search Engine Optimization)ポジショニングの説明はどれか。
Web検索サイトの順位付けアルゴリズムを悪用して,キーワードで検索した結果の上位に,悪意のあるサイトを意図的に表示させる。
ウイルス検索エンジンのセキュリティ上の脆弱性を悪用して,システム権限で不正な実行を処理させる。
車などで移動しながら,無線LANのアクセスポイントを探し出して,ネットワークに不正侵入する。
ネットワークを流れるパケットから,不正侵入のパターンに一致するものを検出し,管理者への通知や,検出した内容の記録を行う。
【解説】
ア: Web検索サイトの順位付けアルゴリズムを悪用して,キーワードで検索した結果の上位に,悪意のあるサイトを意図的に表示させる。
正しい。これはSEOポジショニングの不正利用であり、検索エンジンのアルゴリズムを悪用して意図的に悪質なサイトを上位表示させる手法です。
イ: ウイルス検索エンジンのセキュリティ上の脆弱性を悪用して,システム権限で不正な実行を処理させる。
誤り。これはマルウェアや脆弱性攻撃に関する内容で、SEOとは関係ありません。
ウ: 車などで移動しながら,無線LANのアクセスポイントを探し出して,ネットワークに不正侵入する。
誤り。これは「ウォードライビング」と呼ばれる無線LAN不正アクセス行為で、SEOポジショニングとは無関係です。
エ: ネットワークを流れるパケットから,不正侵入のパターンに一致するものを検出し,管理者への通知や,検出した内容の記録を行う。
誤り。これはIDS(侵入検知システム)などのセキュリティ機器の機能であり、SEOとは関連しません。
【答え】
ア: Web検索サイトの順位付けアルゴリズムを悪用して,キーワードで検索した結果の上位に,悪意のあるサイトを意図的に表示させる。
出典:平成24年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問3