平成25年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問21
【問題21】
分散データベースシステムにおける"分割に対する透明性"を説明したものはどれか。
データの格納サイトが変更されても,利用者のアプリケーションや操作法に影響がないこと
同一のデータが複数のサイトに格納されていても,利用者はそれを意識せずに利用できること
一つの表が複数のサイトに分割されて格納されていても,利用者はそれを意識せずに利用できること
利用者がデータベースの位置を意識せずに利用できること
【解説】
ア: データの格納サイトが変更されても,利用者のアプリケーションや操作法に影響がないこと。
誤り。これは「場所の透明性(Location Transparency)」に関する説明です。
イ: 同一のデータが複数のサイトに格納されていても,利用者はそれを意識せずに利用できること。
誤り。これは「複製に対する透明性(Replication Transparency)」の説明です。
ウ: 一つの表が複数のサイトに分割されて格納されていても,利用者はそれを意識せずに利用できること。
正しい。これは「分割に対する透明性(Fragmentation Transparency)」の定義に該当します。
エ: 利用者がデータベースの位置を意識せずに利用できること。
誤り。これも「場所の透明性」に関する説明であり、「分割に対する透明性」ではありません。
【答え】
ウ: 一つの表が複数のサイトに分割されて格納されていても,利用者はそれを意識せずに利用できること。
出典:平成25年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問21