平成25年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問7
【問題7】
無線LAN環境に複数台のPC、複数台のアクセスポイント及び利用者認証情報を管理する1台のサーバがある。利用者認証とアクセス制御にIEEE802.1XとRADIUSを利用する場合の特徵はどれか。
PCにはIEEE802.1Xのサプリカントを実装し、RADIUSクライアントの機能をもたせる。
アクセスポイントにはIEEE802.1Xのオーセンティケータを実装し、RADIUSクライアントの機能をもたせる。
アクセスポイントにはIEEE802.1Xのサプリカントを実装し、RADIUSサーバの機能をもたせる。
サーバにはIEEE802.1Xのオーセンティケータを実装し、RADIUSサーバの機能をもたせる。
【解説】
ア: PCにはIEEE802.1Xのサプリカントを実装し、RADIUSクライアントの機能をもたせる。
誤り。PCはIEEE802.1Xのサプリカント(利用者側の認証エージェント)を実装しますが、RADIUSクライアント機能は不要です。
イ: アクセスポイントにはIEEE802.1Xのオーセンティケータを実装し、RADIUSクライアントの機能をもたせる。
正しい。アクセスポイントはIEEE802.1Xのオーセンティケータとして機能し、RADIUSクライアントとしてRADIUSサーバと通信して認証処理を仲介します。
ウ: アクセスポイントにはIEEE802.1Xのサプリカントを実装し、RADIUSサーバの機能をもたせる。
誤り。アクセスポイントはサプリカントではなくオーセンティケータであり、RADIUSサーバの役割も持ちません。
エ: サーバにはIEEE802.1Xのオーセンティケータを実装し、RADIUSサーバの機能をもたせる。
誤り。サーバはRADIUSサーバの機能を持ちますが、IEEE802.1Xのオーセンティケータはアクセスポイント側に実装されます。
【答え】
イ: アクセスポイントにはIEEE802.1Xのオーセンティケータを実装し、RADIUSクライアントの機能をもたせる。
出典:平成25年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問7