平成26年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問9
2025年7月21日
【問題9】
DNSキャッシュサーバに対して外部から行われるキャッシュポイズニング攻撃への対策のうち,適切なものはどれか。
外部ネットワークからの再帰的な問合せに応答できるように,コンテンツサーバにキャッシュサーバを兼ねさせる。
再帰的な問合せに対しては,内部ネットワークからのものだけに応答するように設定する。
再帰的な問合せを行う際の送信元のポート番号を固定する。
再帰的な問合せを行う際のトランザクションIDを固定する。
【解説】
ア: 外部ネットワークからの再帰的な問合せに応答できるように,コンテンツサーバにキャッシュサーバを兼ねさせる。
誤り。外部からの再帰的問合せを許可すると、キャッシュポイズニング攻撃のリスクが高まります。キャッシュサーバは外部に公開すべきではありません。
イ: 再帰的な問合せに対しては,内部ネットワークからのものだけに応答するように設定する。
正しい。これにより、外部からの悪意ある再帰的問合せをブロックし、キャッシュポイズニングのリスクを低減できます。
ウ: 再帰的な問合せを行う際の送信元のポート番号を固定する。
誤り。固定すると攻撃者に予測されやすくなります。ランダム化が有効な対策です。
エ: 再帰的な問合せを行う際のトランザクションIDを固定する。
誤り。こちらも予測されやすくなるため、ランダムに生成する必要があります。
【答え】
イ: 再帰的な問合せに対しては,内部ネットワークからのものだけに応答するように設定する。
出典:平成26年度 秋期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問9