平成27年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問13
2025年7月21日
【問題13】
迷惑メールの検知手法であるベイジアンフィルタリングの説明はどれか。
信頼できるメール送信元を許可リストに登録しておき,許可リストにないメール送信元からの電子メールは迷惑メールと判定する。
電子メールが正規のメールサーバから送信されていることを検証し,迷惑メールであるかどうかを判定する。
電子メールの第三者中継を許可しているメールサーバを登録したデータベースに掲載されている情報を基に,迷惑メールであるかどうかを判定する。
利用者が振り分けた迷惑メールから特徴を学習し,迷惑メールであるかどうかを統計的に解析して判定する。
【解説】
ア: 信頼できるメール送信元を許可リストに登録しておき,許可リストにないメール送信元からの電子メールは迷惑メールと判定する。
誤り。これはホワイトリスト型のフィルタリング手法であり、ベイジアンフィルタリングの説明ではありません。
イ: 電子メールが正規のメールサーバから送信されていることを検証し,迷惑メールであるかどうかを判定する。
誤り。これはSPFやDKIMなどのメール認証技術に関する説明です。
ウ: 電子メールの第三者中継を許可しているメールサーバを登録したデータベースに掲載されている情報を基に,迷惑メールであるかどうかを判定する。
誤り。これはブラックリスト(RBL)に基づいたフィルタリング手法の説明です。
エ: 利用者が振り分けた迷惑メールから特徴を学習し,迷惑メールであるかどうかを統計的に解析して判定する。
正しい。ベイジアンフィルタリングは、過去に迷惑メールとして分類されたメールから特徴を抽出し、確率論に基づいて新たなメールが迷惑メールかどうかを判断する手法です。
【答え】
エ: 利用者が振り分けた迷惑メールから特徴を学習し,迷惑メールであるかどうかを統計的に解析して判定する。
出典:平成27年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問13