平成28年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問19

【解説】

TCPの3ウェイハンドシェイクの流れ:

1. SYN: クライアント（コネクション要求元）がサーバ（コネクション要求先）に接続要求を送る（SYNフラグをセット）。
2. SYN-ACK: サーバがクライアントの接続要求を受け付けたことを示し、さらに自身の接続要求を送る（SYNとACKフラグをセット）。
3. ACK: クライアントがサーバの要求を受け付けたことを示し、接続が確立される（ACKフラグをセット）。

ア: 正しい3ウェイハンドシェイクを示す図
正しい。この図は3ウェイハンドシェイクを正しく表しています。
1. SYN: クライアントからサーバへの接続要求。
2. SYN-ACK: サーバからクライアントへの接続許可と要求。
3. ACK: クライアントからサーバへの応答。

イ: ACKとSYNの順序が不正な図
誤り。ACKとSYNの順序が不正で、3ウェイハンドシェイクの手順を満たしていません。

ウ: SYNが複数回送信される不正な図
誤り。SYNが複数回送信されており、3ウェイハンドシェイクの正しい手順ではありません。

エ: ACKとSYNが繰り返される不正な図
誤り。ACKとSYNが繰り返されており、正しい3ウェイハンドシェイクの手順ではありません。