平成28年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問25

【解説】

ア: 利用者がデータベースにアクセスすることによって業務が効率的に実施できるかどうかを確認するために，システム仕様書を閲覧する。
誤り。これは業務効率の確認であり、アクセスコントロールに関する監査手続ではありません。

イ: 利用者がデータベースにアクセスするための画面の操作手順が操作ミスを起こしにくい設計になっているかどうかを確認するために，利用者にヒアリングする。
誤り。これは操作性や設計の確認であり、アクセスコントロールに関連する内容ではありません。

ウ: 利用者が要求した応答時間が実現できているかどうかを確認するために，データベースにアクセスしてから出力結果が表示されるまでの時間を測定する。
誤り。これはシステム性能の確認であり、アクセスコントロールの監査手続には該当しません。

エ: 利用者のデータベースに対するアクセス状況を確認するために，アクセス記録を出力し内容を調査する。
正しい。アクセス記録を調査することは、不正アクセスの発見や防止を目的としたアクセスコントロールの監査手続に該当します。