平成28年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問14
2025年7月21日
【問題14】
デジタルフォレンジックスに該当するものはどれか。
画像や音楽などのデジタルコンテンツに著作権者などの情報を埋め込む。
コンピュータやネットワークのセキュリティ上の弱点を発見するテスト手法の一つであり,システムを実際に攻撃して侵入を試みる。
ネットワーク管理者や利用者などから,巧みな話術や盗み聞き,盗み見などの手段によって,パスワードなどのセキュリティ上重要な情報を入手する。
犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し,その後の訴訟などに備える。
【解説】
ア: 画像や音楽などのデジタルコンテンツに著作権者などの情報を埋め込む。
誤り。これはデジタル著作権管理(DRM)に関連する技術であり、デジタルフォレンジックスではありません。
イ: コンピュータやネットワークのセキュリティ上の弱点を発見するテスト手法の一つであり,システムを実際に攻撃して侵入を試みる。
誤り。これはペネトレーションテスト(侵入テスト)に関する内容です。
ウ: ネットワーク管理者や利用者などから,巧みな話術や盗み聞き,盗み見などの手段によって,パスワードなどのセキュリティ上重要な情報を入手する。
誤り。これはソーシャルエンジニアリングであり、デジタルフォレンジックスの範囲外です。
エ: 犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し,その後の訴訟などに備える。
正しい。デジタルフォレンジックスは、犯罪捜査や訴訟において、デジタルデータの収集・分析・保全を行う技術や手法です。
【答え】
エ: 犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し,その後の訴訟などに備える。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問14