平成29年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問15
【問題15】
インターネットサービスプロバイダ(ISP)が、OP25Bを導入する目的はどれか。
ISP管理外のネットワークに対するISP管理下のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
ISP管理下のネットワークに対するISP管理外のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
ISP管理下のネットワークに向けてISP管理外のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
【解説】
ア: ISP管理外のネットワークに対するISP管理下のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
誤り。OP25Bはスパムメール送信の制限を目的としており、ICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断するものではありません。
イ: ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
正しい。OP25B(Outbound Port 25 Blocking)は、ISPのネットワークから外部に向けてスパムメールを送信するのを防ぐため、ポート25番でのメール送信を制限する技術です。
ウ: ISP管理下のネットワークに対するISP管理外のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
誤り。OP25BはDDoS攻撃の防止ではなく、スパムメール送信の抑制を目的としています。
エ: ISP管理下のネットワークに向けてISP管理外のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
誤り。OP25BはISP管理「下」のネットワークから外部に送信されるスパムメールを制限するものであり、外部からのスパムメールには関係ありません。
【答え】
イ: ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
出典:平成29年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問15