平成30年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問3
【問題3】
ブロックチェーンに関する記述のうち,適切なものはどれか。
RADIUSが必須の技術であり,参加者の利用者認証を一元管理するために利用する。
SPFが必須の技術であり,参加者間で電子メールを送受信するときに送信元の正当性を確認するために利用する。
楕円曲線暗号が必須の技術であり,参加者間のP2P(Peer to Peer)ネットワークを暗号化するために利用する。
ハッシュ関数が必須の技術であり,参加者がデータの改ざんを検出するために利用する。
【解説】
ア: RADIUSが必須の技術であり,参加者の利用者認証を一元管理するために利用する。
誤り。RADIUSは認証プロトコルであり、ブロックチェーンでは一元管理を行わない分散型の仕組みが基本です。
イ: SPFが必須の技術であり,参加者間で電子メールを送受信するときに送信元の正当性を確認するために利用する。
誤り。SPFはメールの送信元の正当性を確認する技術であり、ブロックチェーンの技術とは関係ありません。
ウ: 楕円曲線暗号が必須の技術であり,参加者間のP2P(Peer to Peer)ネットワークを暗号化するために利用する。
誤り。楕円曲線暗号は鍵生成や署名の効率化に利用されることはありますが、P2Pネットワーク全体を暗号化するわけではありません。
エ: ハッシュ関数が必須の技術であり,参加者がデータの改ざんを検出するために利用する。
正しい。ハッシュ関数はブロックチェーンの基本技術であり、データの一意性の確認や改ざん検出に使用されます。
【答え】
エ: ハッシュ関数が必須の技術であり,参加者がデータの改ざんを検出するために利用する。
出典:平成30年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問3