平成30年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問7

【解説】

ア: DNSリフレクタ攻撃
正しい。DNSリフレクタ攻撃は、UDPを利用して攻撃者が送信元IPアドレスを偽装し、大量のDNS応答をターゲットに送信させる攻撃です。UDPは接続を確立しない通信プロトコルであり、応答を簡単に偽装されたIPアドレスに送信できるため、DDoS攻撃に悪用されやすい性質を持っています。

イ: SQLインジェクション攻撃
誤り。SQLインジェクションは、WebアプリケーションにおいてSQLクエリを不正に操作する攻撃手法であり、UDPではなくHTTPやHTTPSなどの通信で実行されます。

ウ: ディレクトリトラバーサル攻撃
誤り。ディレクトリトラバーサル攻撃は、サーバー上のファイルやディレクトリに不正アクセスする攻撃であり、通信プロトコルではなくファイルパスの操作に基づいています。

エ: パスワードリスト攻撃
誤り。パスワードリスト攻撃は、認証システムに対して既知のパスワードリストを用いて突破を試みる攻撃であり、UDPの性質とは関係ありません。