平成30年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問15

【解説】

ア: TLSで使用するWebサーバのデジタル証明書にはIPアドレスの組み込みが必須なので，WebサーバのIPアドレスを変更する場合は，デジタル証明書を再度取得する必要がある。
誤り。TLS証明書には通常、ドメイン名が組み込まれ、IPアドレスの組み込みは必須ではありません。ドメイン名を変更する場合には証明書の再取得が必要ですが、IPアドレスの変更では再取得は必要ありません。

イ: TLSで使用する共通鍵の長さは，128ビット未満で任意に指定する。
誤り。TLSで使用される共通鍵は、最低でも128ビットの長さが推奨されます。それ未満の長さではセキュリティが不十分となるため、128ビット未満は指定しません。

ウ: TLSで使用する個人認証用のデジタル証明書は，ICカードにも格納することができ，利用するPCに特定のPCに限定する必要はない。
正しい。個人認証用のデジタル証明書は、ICカードに格納することができ、利用するPCに特定の制限を設ける必要はありません。

エ: TLSはWebサーバを経由した特定の利用者が通信するためのプロトコルであり，Webサーバの事前の利用者登録が不可欠である。
誤り。TLSはWebサーバとクライアント間の安全な通信を提供するプロトコルであり、特定の利用者の事前登録は必須ではありません。