令和元年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問11
【問題11】
CookieにSecure属性を設定しなかったときと比較した,設定したときの動作として,適切なものはどれか。
Cookieに指定された有効期間を過ぎると,Cookieが無効化される。
JavaScriptによるCookieの読出しが禁止される。
URL内のスキームがhttpsのときだけ,WebブラウザからCookieが送出される。
WebブラウザがアクセスするURL内のパスとCookieによって指定されたパスのプレフィックスが一致するときだけ,WebブラウザからCookieが送出される。
【解説】
ア: Cookieに指定された有効期間を過ぎると,Cookieが無効化される。
誤り。これはCookie全般の性質であり、Secure属性とは関係がありません。
イ: JavaScriptによるCookieの読出しが禁止される。
誤り。JavaScriptによるCookieの読出しを禁止するには`HttpOnly`属性を設定する必要があります。Secure属性ではそのような動作は制御しません。
ウ: URL内のスキームがhttpsのときだけ,WebブラウザからCookieが送出される。
正しい。Secure属性を設定すると、Cookieはhttps接続に限り送出されます。これにより、Cookieが安全でないhttp接続で送出されることを防止します。
エ: WebブラウザがアクセスするURL内のパスとCookieによって指定されたパスのプレフィックスが一致するときだけ,WebブラウザからCookieが送出される。
誤り。これは`Path`属性の機能であり、Secure属性とは無関係です。
【答え】
ウ: URL内のスキームがhttpsのときだけ,WebブラウザからCookieが送出される。
出典:令和元年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問11