平成31年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問14
【問題14】
インターネットサービスプロバイダ(ISP)が、OP25Bを導入する目的はどれか。
ISP管理外のネットワークに対するISP管理下のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
ISP管理下のネットワークに対するISP管理外のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
ISP管理下のネットワークに向けてISP管理外のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
【解説】
ア: ISP管理外のネットワークに対するISP管理下のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
誤り。OP25Bの目的はICMPパケットの制御ではなく、スパムメールの制限です。
イ: ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
正しい。OP25B(Outbound Port 25 Blocking)は、ISPのネットワークから外部に送信されるスパムメールを制限するために、ポート25番(SMTPの標準ポート)からの外部への直接通信をブロックする仕組みです。
ウ: ISP管理下のネットワークに対するISP管理外のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
誤り。OP25BはDDoS攻撃を直接防ぐための技術ではありません。
エ: ISP管理下のネットワークに向けてISP管理外のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
誤り。OP25BはISPのネットワークから外部への送信を制限する仕組みであり、外部からのスパムメールを制御するものではありません。
【答え】
イ: ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
出典:平成31年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問14