令和2年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問2
【問題2】
SAML(Security Assertion Markup Language)の説明として,最も適切なものはどれか。
Webサービスに関する情報を公開し,Webサービスが提供する機能などを検索可能にするための仕様
権限がない利用者による読取り,改ざんから電子メールを保護して送信するための仕様
デジタル署名に使われる鍵情報を効率よく管理するためのWebサービスの仕様
認証情報に加え,属性情報とアクセス制御情報を異なるドメインに伝達するためのWebサービスの仕様
【解説】
ア: Webサービスに関する情報を公開し,Webサービスが提供する機能などを検索可能にするための仕様
誤り。これはUDDI(Universal Description, Discovery, and Integration)の説明であり、SAMLの説明ではありません。
イ: 権限がない利用者による読取り,改ざんから電子メールを保護して送信するための仕様
誤り。これは電子メールの暗号化プロトコル(S/MIME)に関連する説明であり、SAMLの説明ではありません。
ウ: デジタル署名に使われる鍵情報を効率よく管理するためのWebサービスの仕様
誤り。これはPKI(Public Key Infrastructure)やその鍵管理に関連する説明であり、SAMLの説明ではありません。
エ: 認証情報に加え,属性情報とアクセス制御情報を異なるドメインに伝達するためのWebサービスの仕様
正しい。SAMLは、異なるドメイン間で認証情報や属性情報を安全に共有するための標準仕様であり、シングルサインオン(SSO)などに利用されます。
【答え】
エ: 認証情報に加え,属性情報とアクセス制御情報を異なるドメインに伝達するためのWebサービスの仕様
出典:令和2年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問2