令和2年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問3
2025年7月7日
攻撃コードとも呼ばれ,ソフトウェアの脆弱性を悪用するコードのことであり,使い方によっては脆弱性の検証に役立つこともある。
マルウェア定義ファイルとも呼ばれ,マルウェアを特定するための特徴的なコードのことであり,マルウェア対策ソフトによるマルウェアの検知に用いられる。
メッセージとシークレットデータから計算されるハッシュコードのことであり,メッセージの改ざん検知に用いられる。
ログインのたびに変化する認証コードのことであり,窃取されても再利用できないので不正アクセスを防ぐ。
【解説】
ア: 攻撃コードとも呼ばれ,ソフトウェアの脆弱性を悪用するコードのことであり,使い方によっては脆弱性の検証に役立つこともある。
正しい。エクスプロイトコードは、システムやアプリケーションの脆弱性を利用して不正な動作を引き起こすコードです。攻撃者によって悪用されるほか、セキュリティ専門家が脆弱性の検証や対策の評価に利用する場合もあります。
イ: マルウェア定義ファイルとも呼ばれ,マルウェアを特定するための特徴的なコードのことであり,マルウェア対策ソフトによるマルウェアの検知に用いられる。
誤り。これはマルウェアの特徴を記録したシグネチャファイルに関する説明であり、エクスプロイトコードとは異なります。
ウ: メッセージとシークレットデータから計算されるハッシュコードのことであり,メッセージの改ざん検知に用いられる。
誤り。これはメッセージ認証コード(MAC)に関する説明であり、エクスプロイトコードとは関係ありません。
エ: ログインのたびに変化する認証コードのことであり,窃取されても再利用できないので不正アクセスを防ぐ。
誤り。これはワンタイムパスワード(OTP)の説明であり、エクスプロイトコードではありません。
【答え】
ア: 攻撃コードとも呼ばれ,ソフトウェアの脆弱性を悪用するコードのことであり,使い方によっては脆弱性の検証に役立つこともある。
出典:令和2年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問3