令和2年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問5
【問題5】
ブロックチェーンに関する記述のうち、適切なものはどれか。
RADIUSを必須の技術として、参加者の利用者認証を一元管理するために利用する。
SPFを必須の技術として、参加者間で電子メールを送受信するときに送信元の正当性を確認するために利用する。
楕円曲線暗号を必須の技術として、参加者間のP2P(Peer to Peer)ネットワークを暗号化するために利用する。
ハッシュ関数を必須の技術として、参加者がデータの改ざんを検出するために利用する。
【解説】
ア: RADIUSを必須の技術として、参加者の利用者認証を一元管理するために利用する。
誤り。RADIUSはネットワーク認証のプロトコルであり、ブロックチェーンの仕組みでは一般的に利用されません。
イ: SPFを必須の技術として、参加者間で電子メールを送受信するときに送信元の正当性を確認するために利用する。
誤り。SPF(Sender Policy Framework)は電子メールの送信元認証を目的とした技術であり、ブロックチェーンとは直接関係ありません。
ウ: 楕円曲線暗号を必須の技術として、参加者間のP2P(Peer to Peer)ネットワークを暗号化するために利用する。
誤り。楕円曲線暗号は暗号化技術としてブロックチェーンで使用されますが、それはトランザクション署名などに利用され、ネットワーク暗号化が主目的ではありません。
エ: ハッシュ関数を必須の技術として、参加者がデータの改ざんを検出するために利用する。
正しい。ハッシュ関数はブロックチェーンのデータ構造において非常に重要で、データの改ざん検出やブロックの整合性確認に使用されます。
【答え】
エ: ハッシュ関数を必須の技術として、参加者がデータの改ざんを検出するために利用する。
出典:令和2年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問5