令和2年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問13
【問題13】
デジタルフォレンジックスに該当するものはどれか。
画像や音楽などのデジタルコンテンツに著作権者などの情報を埋め込む。
コンピュータやネットワークのセキュリティ上の弱点を発見するテスト手法の一つであり,システムを実際に攻撃して侵入を試みる。
巧みな話術や盗み聞き,盗み見などの手段によって,ネットワーク管理者や利用者などから,パスワードなどのセキュリティ上重要な情報を入手する。
犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し,調査,分析,その後の訴訟などに備える。
【解説】
ア: 画像や音楽などのデジタルコンテンツに著作権者などの情報を埋め込む。
誤り。これはデジタルウォーターマークの説明であり,デジタルフォレンジックスとは異なります。
イ: コンピュータやネットワークのセキュリティ上の弱点を発見するテスト手法の一つであり,システムを実際に攻撃して侵入を試みる。
誤り。これはペネトレーションテスト(侵入テスト)の説明であり,デジタルフォレンジックスとは異なります。
ウ: 巧みな話術や盗み聞き,盗み見などの手段によって,ネットワーク管理者や利用者などから,パスワードなどのセキュリティ上重要な情報を入手する。
誤り。これはソーシャルエンジニアリングの説明であり,デジタルフォレンジックスとは異なります。
エ: 犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し,調査,分析,その後の訴訟などに備える。
正しい。これはデジタルフォレンジックスの主要な目的と一致します。
【答え】
エ: 犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し,調査,分析,その後の訴訟などに備える。
出典:令和2年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問13