令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問25

【解説】

SaaS（Software as a Service）は、サービス提供者がソフトウェアやシステムを管理・運用し、利用者はインターネットを介してサービスを使用するモデルです。そのため、利用者環境から評価可能な対象は、サービスそのものの利用状況やアクセス権限に関連する項目に限られます。

ア: DBMSの管理者ID
誤り。DBMSの管理はSaaS提供者側の責任範囲に含まれるため、利用者環境から直接評価することはできません。

イ: アプリケーションの利用者ID
正しい。利用者が直接操作する部分はアプリケーションの利用者IDであり、このアクセスコントロールの適切性を評価することが可能です。

ウ: サーバのOSの利用者ID
誤り。サーバのOS管理もSaaS提供者の責任範囲であり、利用者側では評価できません。

エ: ストレージデバイスの管理者ID
誤り。ストレージの管理もSaaS提供者側の責任範囲であり、利用者環境から評価することはできません。