令和4年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問21

【解説】

ア: 誰がどのデータを見てよいかを示す情報であり、適切なアクセス制御を目的として設定される。
誤り。これはアクセス制御に関する情報であり、データリネージとは異なります。

イ: データが誰によって作られ管理されているかを示す情報であり、データ構造やデータ辞書を見ても意味が分からないときの問合せ先を表す。
誤り。これはデータの所有者や管理者に関する情報であり、データリネージではありません。

ウ: データがどこから発生し、どのような変換及び加工を経て、現在の形になったかを示す情報であり、データの生成源の特定又は障害時の影響調査に利用できる。
正しい。データリネージ（データの系譜）は、データの生成から現在の形になるまでの流れや履歴を記録した情報です。

エ: データ構造がどのように定義されているかを示す情報であり、Webサイトなどに公開して検索できるようにする。
誤り。これはデータ辞書やデータカタログに関する情報であり、データリネージとは異なります。