令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問14
【問題14】
OAuth2.0に関する記述のうち,適切なものはどれか。
認可を行うためのプロトコルであり,認可サーバが,アクセスしてきた者が利用者(リソースオーナー)本人であるかどうかを確認するためのものである。
認可を行うためのプロトコルであり,認可サーバが,利用者(リソースオーナー)の許可を得て,サービス(クライアント)に対し,適切な権限を付与するためのものである。
認証を行うためのプロトコルであり,認証サーバが,アクセスしてきた者が利用者(リソースオーナー)本人であるかどうかを確認するためのものである。
認証を行うためのプロトコルであり,認証サーバが,利用者(リソースオーナー)の許可を得て,サービス(クライアント)に対し,適切な権限を付与するためのものである。
【解説】
ア: 認可を行うためのプロトコルであり,認可サーバが,アクセスしてきた者が利用者(リソースオーナー)本人であるかどうかを確認するためのものである。
誤り。OAuth2.0は認可プロトコルであり,アクセスしてきた者が本人であるかどうかを確認する「認証」の目的ではありません。
イ: 認可を行うためのプロトコルであり,認可サーバが,利用者(リソースオーナー)の許可を得て,サービス(クライアント)に対し,適切な権限を付与するためのものである。
正しい。OAuth2.0は,リソースオーナーが認可を与えた範囲内でクライアントにリソースへのアクセス権を付与するプロトコルです。
ウ: 認証を行うためのプロトコルであり,認証サーバが,アクセスしてきた者が利用者(リソースオーナー)本人であるかどうかを確認するためのものである。
誤り。OAuth2.0は認証プロトコルではなく,認可プロトコルです。認証の仕組みは含まれていません。
エ: 認証を行うためのプロトコルであり,認証サーバが,利用者(リソースオーナー)の許可を得て,サービス(クライアント)に対し,適切な権限を付与するためのものである。
誤り。OAuth2.0は認証ではなく認可を目的としたプロトコルです。
【答え】
イ: 認可を行うためのプロトコルであり,認可サーバが,利用者(リソースオーナー)の許可を得て,サービス(クライアント)に対し,適切な権限を付与するためのものである。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問14