令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問23
【問題23】
アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。
コミュニケーション、シンプル、フィードバック、勇気、尊重の五つの価値を基礎とし、テスト駆動型開発、ペアプログラミング、リファクタリングなどのプラクティスを推奨する。
推測(プロジェクト立上げ、適応的サイクル計画)、協調(並行コンポーネント開発)、学習(品質レビュー、最終QA/リリース)のライフサイクルをもつ。
プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成る。
モデルの全体像を作成した上で、優先度を付けた詳細なフィーチャリストを作成し、フィーチャを単位として計画し、フィーチャごとの設計と構築を繰り返す。
【解説】
ア: コミュニケーション、シンプル、フィードバック、勇気、尊重の五つの価値を基礎とし、テスト駆動型開発、ペアプログラミング、リファクタリングなどのプラクティスを推奨する。
誤り。これはエクストリームプログラミング(XP)の特徴であり、スクラムの説明ではありません。
イ: 推測(プロジェクト立上げ、適応的サイクル計画)、協調(並行コンポーネント開発)、学習(品質レビュー、最終QA/リリース)のライフサイクルをもつ。
誤り。これはアジャイルモデリングや一般的なアジャイル開発の説明に近く、スクラム固有の説明ではありません。
ウ: プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成る。
正しい。スクラムはこれらの役割(プロダクトオーナー、スクラムマスターなど)、イベント(スプリント、スプリントレビューなど)、作成物(プロダクトバックログ、スプリントバックログなど)を中心に構成されています。
エ: モデルの全体像を作成した上で、優先度を付けた詳細なフィーチャリストを作成し、フィーチャを単位として計画し、フィーチャごとの設計と構築を繰り返す。
誤り。これはフィーチャ駆動開発(FDD)の特徴であり、スクラムの説明ではありません。
【答え】
ウ: プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成る。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問23