令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問16
【問題16】
インターネットサービスプロバイダ(ISP)が,OP25Bを導入する目的の一つはどれか。
ISP管理外のネットワークに対するISP管理下のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
ISP管理下のネットワークに対するISP管理外のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
ISP管理下のネットワークに向けてISP管理外のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
【解説】
ア: ISP管理外のネットワークに対するISP管理下のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
誤り。OP25Bは電子メール送信に関する制限を行う仕組みであり、ICMPパケットを使用したDDoS攻撃には直接関係しません。
イ: ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
正しい。OP25B(Outbound Port 25 Blocking)は、ISPがスパムメールの送信を防止するために導入する仕組みです。これにより、ISP管理下のネットワークから外部へのポート25(メール送信用ポート)を遮断し、不正なメール送信を防ぎます。
ウ: ISP管理下のネットワークに対するISP管理外のネットワークからのICMPパケットによるDDoS攻撃を遮断する。
誤り。これはOP25Bの目的ではなく、DDoS攻撃対策に関連する他のメカニズムに該当します。
エ: ISP管理下のネットワークに向けてISP管理外のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
誤り。OP25BはISP管理下から外部へのスパムメール送信を制限するものであり、外部からのメール送信には関与しません。
【答え】
イ: ISP管理外のネットワークに向けてISP管理下のネットワークから送信されるスパムメールを制限する。
出典:令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問16