令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問25

【解説】

ア: 監査対象の不備を見逃して監査の結論を誤る監査リスクを完全に回避する監査計画を策定する。
誤り。監査リスクを完全に回避することは現実的ではありません。監査リスクを適切に評価し，許容可能なレベルに抑えることが重要です。

イ: 情報システムリスクの大小にかかわらず，全ての監査対象に対して一律に監査資源を配分する。
誤り。リスクの大きさに応じて優先順位をつけ，監査資源を効率的に配分することが求められます。

ウ: 情報システムリスクは，情報システムに係るリスクと，情報の管理に係るリスクの二つに大別されることに留意する。
誤り。情報システムリスクは複合的であり、単に二つに大別するのは適切ではありません。

エ: 情報システムリスクは常に一定ではないことから，情報システムリスクの特性の変化及び変化がもたらす影響に留意する。
適切。リスクは状況や環境に応じて変化するため，その変化に対応することが重要です。