令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問11

【解説】

ア: 脅威インテリジェンスの活用，セキュリティ運用の自動化及びインシデント対応の効率化を行う技術
正しい。SOARは、セキュリティオーケストレーション、オートメーション、およびレスポンスの略であり、セキュリティ運用プロセスを自動化し、インシデント対応の効率化を図る技術です。

イ: 全ての利用者，デバイス，接続元を信頼できないものとして捉え，重要な情報資産やシステムに対するアクセスの正当性や安全性の検証を自動化することによって脅威を防ぐ考え方
誤り。これはゼロトラストセキュリティの考え方であり、SOARの説明ではありません。

ウ: 組織間でサイバー攻撃に関する情報を効率的に交換するために，脅威情報構造化記述形式で記述された情報の交換を自動化するためのプロトコル仕様
誤り。これはSTIXやTAXIIなどの脅威情報交換プロトコルに関連する内容です。

エ: ファイアウォール，マルウェア対策製品，侵入検知製品など複数のセキュリティ製品のログの集約及び相関分析を自動化するための専用装置
誤り。これはSIEM (Security Information and Event Management) に関する説明です。