令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問13
【問題13】
インラインモードで動作するアノマリ型IPSはどれか。
IPSが監視対象の通信経路を流れる全ての通信パケットを経路外からキャプチャできるように通信経路上のスイッチのミラーポートに接続される。異常な通信を定義し、それと合致する通信を不正と判断して遮断する。
IPSが監視対象の通信経路を流れる全ての通信パケットを経路外からキャプチャできるように通信経路上のスイッチのミラーポートに接続される。通常時の通信を定義し、それから外れた通信を不正と判断して遮断する。
IPSが監視対象の通信を通過させるように通信経路上に設置される。異常な通信を定義し、それと合致する通信を不正と判断して遮断する。
IPSが監視対象の通信を通過させるように通信経路上に設置される。通常時の通信を定義し、それから外れた通信を不正と判断して遮断する。
【解説】
ア: IPSが監視対象の通信経路を流れる全ての通信パケットを経路外からキャプチャできるように通信経路上のスイッチのミラーポートに接続される。異常な通信を定義し、それと合致する通信を不正と判断して遮断する。
誤り。経路外でキャプチャする設定はパッシブモードであり、インラインモードではありません。
イ: IPSが監視対象の通信経路を流れる全ての通信パケットを経路外からキャプチャできるように通信経路上のスイッチのミラーポートに接続される。通常時の通信を定義し、それから外れた通信を不正と判断して遮断する。
誤り。これもパッシブモードで動作するアプローチであり、インラインモードではありません。
ウ: IPSが監視対象の通信を通過させるように通信経路上に設置される。異常な通信を定義し、それと合致する通信を不正と判断して遮断する。
誤り。異常な通信を定義するのはシグネチャ型IPSであり、アノマリ型ではありません。
エ: IPSが監視対象の通信を通過させるように通信経路上に設置される。通常時の通信を定義し、それから外れた通信を不正と判断して遮断する。
正しい。インラインモードで動作するアノマリ型IPSは、通常時の通信パターン(正常な状態)を学習し、それと異なる通信を検出して遮断します。
【答え】
エ: IPSが監視対象の通信を通過させるように通信経路上に設置される。通常時の通信を定義し、それから外れた通信を不正と判断して遮断する。
出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問13