令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問16
【問題16】
利用者Aが所有するリソースBが、WebサービスC上にある。OAuth2.0において、利用者Aの認可の下、WebサービスDからリソースBへの限定されたアクセスを可能にするときのプロトコルの動作はどれか。ここでWebサービスCは、認可サーバを兼ねているものとする。
WebサービスCが、アクセストークンを発行する。
WebサービスCが、利用者Aのデジタル証明書をWebサービスDに送信する。
WebサービスDが、アクセストークンを発行する。
WebサービスDが、利用者Aのデジタル証明書をWebサービスCに送信する。
【解説】
ア: WebサービスCが、アクセストークンを発行する。
正しい。OAuth2.0の認可フローでは、認可サーバ(ここではWebサービスC)がアクセストークンを発行し、クライアント(WebサービスD)に渡します。このアクセストークンを使用して、WebサービスDはリソースBへのアクセスが可能となります。
イ: WebサービスCが、利用者Aのデジタル証明書をWebサービスDに送信する。
誤り。OAuth2.0では、デジタル証明書の直接送信は行われません。アクセストークンを利用して認可を行います。
ウ: WebサービスDが、アクセストークンを発行する。
誤り。アクセストークンを発行するのは認可サーバ(ここではWebサービスC)であり、クライアント(WebサービスD)ではありません。
エ: WebサービスDが、利用者Aのデジタル証明書をWebサービスCに送信する。
誤り。OAuth2.0では、デジタル証明書を使用するのではなく、アクセストークンを利用して認可を行います。
【答え】
ア: WebサービスCが、アクセストークンを発行する。
出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問16