令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問24
【問題24】
JIS Q 20000-1:2020(サービスマネジメントシステム要求事項)によれば,サービスマネジメントシステム(SMS)における継続的改善の定義はどれか。
意図した結果を得るためにインプットを使用する,相互に関連する又は相互に作用する一連の活動
価値を提供するため,サービスの計画立案,設計,移行,提供及び改善のための組織の活動及び資源を,指揮し,管理する,一連の能力及びプロセス
サービスを中断なしに,又は合意した可用性を一貫して提供する能力
パフォーマンスを向上するために繰り返し行われる活動
【解説】
ア: 意図した結果を得るためにインプットを使用する,相互に関連する又は相互に作用する一連の活動
誤り。これは「プロセス」の定義に該当する内容であり,継続的改善に関する説明ではありません。
イ: 価値を提供するため,サービスの計画立案,設計,移行,提供及び改善のための組織の活動及び資源を,指揮し,管理する,一連の能力及びプロセス
誤り。これはサービスマネジメント全体の概要に関する説明であり,継続的改善そのものを定義したものではありません。
ウ: サービスを中断なしに,又は合意した可用性を一貫して提供する能力
誤り。これはサービス可用性の説明であり,継続的改善の定義ではありません。
エ: パフォーマンスを向上するために繰り返し行われる活動
正しい。継続的改善(Continuous Improvement)の定義は,パフォーマンスを向上させるために繰り返し行われる活動を指します。JIS Q 20000-1:2020においてもこの定義が用いられています。
【答え】
エ: パフォーマンスを向上するために繰り返し行われる活動
出典:令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問24