令和6年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問12
【問題12】
不特定多数の利用者に無料で開放されている公衆無線LANサービスのアクセスポイントと端末で利用される仕様として,Wi-Fi AllianceのEnhanced Openによって新規に規定されたものはどれか。
端末でのパスワードの入力で,端末からアクセスポイントへの接続が可能となる仕様
端末でのパスワードの入力で,端末とアクセスポイントとの通信の暗号化が可能となる仕様
端末でのパスワードの入力なしに,端末からアクセスポイントへの接続が可能となる仕様
端末でのパスワードの入力なしに,端末とアクセスポイントとの通信の暗号化が可能となる仕様
【解説】
ア: 端末でのパスワードの入力で,端末からアクセスポイントへの接続が可能となる仕様
誤り。Enhanced Openはパスワードを必要としない公衆無線LANサービス向けの仕様です。
イ: 端末でのパスワードの入力で,端末とアクセスポイントとの通信の暗号化が可能となる仕様
誤り。Enhanced Openでは、パスワードを必要とせず通信の暗号化を実現します。
ウ: 端末でのパスワードの入力なしに,端末からアクセスポイントへの接続が可能となる仕様
誤り。Enhanced Openの特徴は暗号化の追加であり、単純な接続可能性だけではありません。
エ: 端末でのパスワードの入力なしに,端末とアクセスポイントとの通信の暗号化が可能
正しい。Wi-Fi AllianceのEnhanced Openでは、OWE(Opportunistic Wireless Encryption)という仕組みを用いて、パスワードなしで端末とアクセスポイント間の通信を暗号化します。これにより、不特定多数が利用する公衆無線LANでもセキュリティが向上します。
【答え】
エ: 端末でのパスワードの入力なしに,端末とアクセスポイントとの通信の暗号化が可能
出典:令和6年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問12