令和6年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問10

【解説】

ア: DKIM
誤り。DKIM (DomainKeys Identified Mail) は、電子メールが改ざんされていないことを検証するための仕組みです。電子署名を使用して送信元の正当性を確認しますが、送信ドメイン認証失敗時の処理方針を指定する役割はありません。

イ: DMARC
正しい。DMARC (Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance) は、SPFやDKIMでの認証が失敗した場合の処理方針（例: 拒否、隔離、無視など）を受信者側に指示する仕組みです。また、認証結果のレポートを送信側に提供することもできます。

ウ: SMTP-AUTH
誤り。SMTP-AUTH は、メール送信時にユーザー認証を行う仕組みで、送信ドメイン認証や認証失敗時の処理方針とは関係がありません。

エ: SPF
誤り。SPF (Sender Policy Framework) は、メール送信者のドメインが指定したIPアドレスから送信されているかを確認する仕組みです。ただし、認証失敗時の具体的な処理方針を指定する機能はありません。