平成28年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問23
2025年7月21日
【問題23】
アジャイルソフトウェア開発などで導入されている"ペアプログラミング"の説明はどれか。
開発工程の初期段階に要求仕様を確認するために,プログラマと利用者がペアとなり,試作した画面や帳票を見て,相談しながらプログラムの開発を行う。
効率よく開発するために,2人のプログラマがペアとなり,メインプログラムとサブプログラムを分担して開発を行う。
短期間で開発するために,2人のプログラマがペアとなり,作業と休憩を交代しながら長時間にわたって連続でプログラムの開発を行う。
品質の向上や知識の共有を図るために,2人のプログラマがペアとなり,その場で相談したりレビューしたりしながら,一つのプログラムの開発を行う。
【解説】
ア: 開発工程の初期段階に要求仕様を確認するために,プログラマと利用者がペアとなり,試作した画面や帳票を見て,相談しながらプログラムの開発を行う。
誤り。これは利用者との要件定義やプロトタイピングに関連する作業であり,ペアプログラミングとは異なります。
イ: 効率よく開発するために,2人のプログラマがペアとなり,メインプログラムとサブプログラムを分担して開発を行う。
誤り。ペアプログラミングではタスクの分担ではなく,2人で1つのプログラムを同時に進めます。
ウ: 短期間で開発するために,2人のプログラマがペアとなり,作業と休憩を交代しながら長時間にわたって連続でプログラムの開発を行う。
誤り。作業と休憩の交代はペアプログラミングの目的とは関係ありません。
エ: 品質の向上や知識の共有を図るために,2人のプログラマがペアとなり,その場で相談したりレビューしたりしながら,一つのプログラムの開発を行う。
正しい。ペアプログラミングは、1人がコーディングを行い、もう1人がレビューやサポートを行うことで、品質向上や知識の共有を目的としています。
【答え】
エ: 品質の向上や知識の共有を図るために,2人のプログラマがペアとなり,その場で相談したりレビューしたりしながら,一つのプログラムの開発を行う。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問23