平成24年度 春期 情報セキュリティスペシャリスト試験 午前II 問11

【解説】

ア: 利用者ごとに異なるSSIDを割り当てることによって，利用者PCへの不正アクセスを防止する。
誤り。SSIDはネットワークの識別子であり、不正利用の防止には直接関係しません。

イ: 利用者ごとに異なるサプリカントを割り当てることによって，利用者PCへの不正アクセスを防止する。
誤り。サプリカント（Supplicant）は端末側の認証プログラムですが、ここでは不正利用防止の主たる手段ではありません。

ウ: 利用者ごとに異なるプライベートIPアドレスを割り当てることによって，第三者によるアクセスポイントへのなりすましを防止する。
誤り。IPアドレスの割当は内部通信の管理に関係しますが、なりすまし防止には効果がありません。

エ: 利用者ごとに異なる利用者IDを割り当てて，パスワードを設定することによって，契約者以外の利用者によるアクセスを防止する。
正しい。契約者に固有のIDとパスワードを設定することで、サービスの不正利用を防ぐことができます。