令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問10
【問題10】
cookieにSecure属性を設定しなかったときと比較した、設定したときの動作として、適切なものはどれか。
cookieに指定された有効期限を過ぎると、cookieが無効化される。
JavaScriptによるcookieの読出しが禁止される。
URL内のスキームがhttpsのときだけ、Webブラウザからcookieが送出される。
WebブラウザがアクセスするURL内のパスとcookieによって指定されたパスのプレフィックスが一致するときだけ、WebブラウザからCookieが送出される。
【解説】
ア: cookieに指定された有効期限を過ぎると、cookieが無効化される。
誤り。Secure属性とは関係なく、cookieの有効期限は期限切れで無効化されます。
イ: JavaScriptによるcookieの読出しが禁止される。
誤り。JavaScriptによる読み出しを防ぐには、Secure属性ではなく`HttpOnly`属性を設定する必要があります。
ウ: URL内のスキームがhttpsのときだけ、Webブラウザからcookieが送出される。
正しい。Secure属性を設定すると、httpsプロトコルでの通信時のみcookieが送出され、セキュリティが向上します。
エ: WebブラウザがアクセスするURL内のパスとcookieによって指定されたパスのプレフィックスが一致するときだけ、WebブラウザからCookieが送出される。
誤り。これはパス属性(Path属性)に関する動作であり、Secure属性とは無関係です。
【答え】
ウ: URL内のスキームがhttpsのときだけ、Webブラウザからcookieが送出される。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問10