平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問24

【解説】

ア: UPSを設置することによって，停電時に手順どおりにシステムを停止できるようにする。
誤り。これはフェールセーフの考え方であり，停電時にシステムが安全に停止する仕組みを指します。

イ: 制御プログラムの障害時に，システムの暴走を避け，安全に停止できるようにする。
誤り。これもフェールセーフの例であり，安全な停止に重点を置いています。

ウ: ハードウェアの障害時に，パフォーマンスは低下するが，構成を縮小して運転を続けられるようにする。
正しい。フェールソフトは障害発生時にもシステム全体が停止せず，限定的な機能で動作を継続する考え方です。

エ: 利用者の誤操作や誤入力を未然に防ぐことによって，システムの誤動作を防止できるようにする。
誤り。これはヒューマンエラー対策の例であり，フェールソフトではありません。