平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前II 問25

【解説】

ア: あるメンバーを，当該メンバーが過去に在籍していた部門に対する監査に従事させる場合，一定の期間を置く。
正しい。過去に在籍していた部門の監査を行う場合，監査の独立性を確保するために一定期間のインターバルを置くことが必要とされます。

イ: 監査責任者は，当該株式会社の株主に限る。
誤り。監査責任者が株主に限られるという規定はありません。監査責任者は独立性と適切なスキルを持つ人物であれば良いとされています。

ウ: 監査部門の在籍期間について，メンバーの場合は制限がないが，監査責任者の場合は会社法における監査役の任期を下回ってはならない。
誤り。監査部門の在籍期間はシステム監査基準には直接定められておらず，会社法に基づく監査役の任期とは関連しません。

エ: メンバーの給与その他の報酬の水準は，監査部門に在籍中は引き下げてはならない。
誤り。報酬水準に関する具体的な規定はシステム監査基準にはありません。